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WRCラリージャパン:激しい首位攻防戦の初日はアレハンドロ・カションが首位。山本雄紀がポディウム圏内に。ナショナル部門トップは山本悠太

2026.05.29 by PLAYDRIVE

ラリー

WRCラリージャパン(愛知県・岐阜県、ターマック)は、競技初日の5月29日に6SSを走行。WRC2部門ではラリージャパン優勝経験者同士の激しい首位攻防が繰り広げられた。この日を終えて首位に立ったのは、昨年覇者のアレハンドロ・カション(トヨタGRヤリス・ラリー2)。2024年にシトロエンC3ラリー2でWRCジャパンを制しているニコライ・グリアジン(ランチア・シトロエン・ラリー2HFインテグラーレ)が8.3秒差の2番手に続いている。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

カションとグリアジンは、序盤からステージウイン合戦を展開。SS1でカションがトップタイムをマークすると、SS2ではグリアジンがステージウインを獲って首位に浮上。SS3では再びカションが応戦し、グリアジンとのギャップを6.8秒取り返して日中サービスを迎える。午後に入ると、SS4でグリアジンが右リヤのスローパンクを喫し、カションが首位再浮上を果たす。すると、今度はSS5でカションがヒットして2番手タイムに沈み、グリアジンが首位に返り咲いた。ところがこの日最後のステージでは、カションがグリアジンに9.3秒差をつける圧巻のタイムをたたき出し、首位を奪還。8.3秒のリードを築いてこの日を折り返した。

「すごくいい感じ。かなり危ない場面もあったけどね。マシンに変更を行って、いい部分もあるけど、一方でリヤが暴れ始めた。何より重要なのは、いいタイムが出ていることだよ。グリアジンもかなり攻めていたから、一瞬も気を緩めることはできなかった。伊勢神はとてもトリッキーなステージだが、今日最後のSS6ではプッシュしてタイム差をつけることができた。明日が楽しみだ」とカション。一方、カションの逆転を許したグリアジンは「楽な一日ではなかった。アレハンドロ(カション)が良かった。いいバトルになっている。明日は全開で走るとミスをしやすくなるので、状況を見ながら、ラインをキープしつつ攻めるというバランスを取った走りをしていきたい。簡単ではないが、ラリーではそれも重要なことだ」

トップ2が激戦となるなか、3番手争いも動きが激しく、午前のセクションを終えてパラグアイのディエゴ・ドミンゲスが3番手につけたが、TGR WRCチャレンジプログラム2期生の山本雄紀(GRヤリス・ラリー2)も8.4秒の4番手にまで迫った。するとSS5でドミンゲスに、ポップオフバルブのトラブルが発生して30秒近くをタイムロス。ここで山本が3番手に浮上し、母国のWRCイベントで初ポディウムをマークする絶好の位置につけて初日を終えた。

ラリー2勢で唯一、WRC2にノミネートしていないロメット・ユルゲンソン(フォード・フィエスタ・ラリー2)は、グリアジンから58.6秒差の、RC2クラス全体3番手につけている。

WRCラリージャパンWRC2部門暫定結果(SS6終了時点)
1 A.カション(トヨタGRヤリス・ラリー2) 1:16:33.6
2 N.グリアジン(ランチア・イプシロン・ラリー2HFインテグラーレ) +8.3
3 山本雄紀(トヨタGRヤリス・ラリー2) +1:12.7
4 D.ドミンゲス(トヨタGRヤリス・ラリー2) +1:30.8
5 E.リンドホルム(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:42.7
6 新井大輝(トヨタGRヤリス・ラリー2) +3:22.4
7 勝田範彦(トヨタGRヤリス・ラリー2) +5:21.3
8 奴田原文雄(トヨタGRヤリス・ラリー2) +5:56.5

3台のフォード・フィエスタ・ラリー3が争うWRC3部門は、昨年覇者のジュバンニ・ロッシと、ニコラス・オットーが首位争いを展開。SS1でトップタイムをマークしたが、昨年の部門覇者ジュバンニ・ロッシがSS2で逆転。しかしSS3ではオットーが再びステージウインを奪取し、ロッシが首位、オットーが10.5秒差の2番手で最初のセクションを終えた。しかし、午後2本目のSS5で、オットーが左フロントを石にヒットし、足まわりが破損したためにデイリタイア。これでロッシがギリシャのゲオルギス・バシラキスに9分近くのリードを築いての首位で初日を終えることとなった。

7台がエントリーするナショナル部門は、愛知県岡崎市出身の全日本ラリー選手権チャンピオン、山本悠太(トヨタ86、JR2クラス)がこの日の3SSすべてを部門トップで並べ、部門2番手の筒井克彦(スズキ・スイフトスポーツ、JR2クラス)に39.3秒差をつけた。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

部門3番手には、地元豊田市出身の佐々木康行(トヨタGRヤリス、JR1クラス)が続いている。
「今年は5月開催になって日が延びたので、リエゾンで帰宅途中の子どもたちがたくさん手を振ってくれました。うれしかったですね。ラリーの楽しさをみんなに伝えられたら」と佐々木。

WRCラリージャパン ナショナル部門暫定結果(SS6終了時点)
1 山本悠太(トヨタ86) 1:33:26.8
2 筒井克彦(スズキ・スイフトスポーツ) +2:09.3
3 佐々木康行(トヨタGRヤリス) +7:09.2
4 小川剛(トヨタ・ヤリス) +5:29.9
5 満山喜宣(スズキ・スイフトスポーツ) +5:49.5
6 相原泰祐(ダイハツ・コペン) +12:48.9
7 井野義一(トヨタ・ヤリス) +16:40.3




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