2026.05.29 by PLAYDRIVE
ラリー
5月29日から競技が始まるWRC第7戦ラリージャパン(ターマック)。WRC2部門注目の山本雄紀、新井大輝(いずれもトヨタGRヤリス・ラリー2)のほか、さらに11人の日本人ドライバーが参戦する。それぞれに参戦の経緯や意気込みを聞いた。
WRC2:勝田範彦(トヨタGRヤリス・ラリー2)
「5月開催になって道がキレイになったので、速度も上がっていくのではないかと思っています。最初に走る新しいステージの足助は、かなりトリッキーですね。ラリージャパンでは完走率が悪いので、まずは完走したいです。自分の結果が悪いと、ぶつかるところもタカとリンクしてしまうので(苦笑)。よくないですからね」
WRC2:奴田原文雄(トヨタGRヤリス・ラリー2)
「WRCはタイヤがハンコックになるので、足周りのセットを合わせた以外は、大きな変更はありません。開催時期が変わり、路面がキレイで走りやすくなった印象です。SS1は新しいステージですが、トリッキーですね。藤岡の低いジャンプ台は、ジャンプ後の路面がよくないので、制動に注意が必要だと思っています。シェイクダウンは順調に走れたので、本番を通しながら調整をしていく方針です。ディーラー、メーカーのトレーニングを課題としたチームなので、しっかり完走して走り切ることを重視しています」
WRC2:福永修(シュコダ・ファビアRSラリー2)
「北海道時代も含めて、ラリージャパンと名の付くイベントには全戦出ています。今回は5月の開催ですが、これまでと比べてまったく違いますね。道がキレイですし、こんなに道幅が広かったかな、と思うほど。シェイクダウンでフィーリングを評価するのは難しいですが、楽しみだなと思いました」
WRC2:今井聡(シトロエンC3 R5)
「ラリージャパンの参戦は、北海道時代も含めて7回目です。今年は、怖い落ち葉がないので自分としては走りやすいですね。苔があるところもありますが、すべてのコーナーを疑っていかなくて済むので、ノートもだいぶシンプルにできました。いつもシェイクダウンでトラブルが出てしまうのですが、今回はノートラブルでしたのでいい滑り出しになりました。シトロエンC3 R5のアップデートで、ブレーキのシリンダーが直列だったのが並列になったことで、ドライビングがすごく楽になりました。ラリージャパンのステージにはとても有効です。ラリージャパンではリタイアが続いているので、今回はしっかり走り切りたいですね」

JR2:山本悠太(トヨタ86)
「ラリージャパンは5回目の参戦、過去4回はナショナル部門で優勝しています。毎年、連覇を目指しているわけではなく、ペースノートも無理をせず完走することを重点に置いて作っています。今回は天候がよければプッシュしますが、例年よりも道がキレイだと感じました。落ち葉も少ないので、気をつけるポイントが少ない分、プッシュしたいと思います」
JR2:筒井克彦(スズキ・スイフトスポーツ)
「ラリージャパンには以前から出たいと思っていて、今年、ようやく参戦が叶いました。ラリージャパンは、北海道時代の2010年に出たことがありますが、その時は林道でクラッシュしてしまって。今回のマシンは、2022年まで全日本で使っていた車両を、ラリージャパン仕様に作り直して出来立てホヤホヤです。ステージは、複数の山をまたいで設定しているので、変化が激しい。ドライバーを鍛えようとしてくれている道ですね。オジエ選手のように無駄のない走りを目指します」
JR3:小川剛(トヨタ・ヤリス)
「せっかく日本でWRCを開催していますし、以前平川真子選手が参戦した時にサービスで参加していたのですが、楽しそうだな、と思いまして。2000年にアジア・パシフィックラリー選手権のラリーオブキャンベラに出たことがあるので、国際格式のラリーはそれ以来です。車両は、全日本ラリー選手権で使用してきたヤリスに燃料安全タンクをつけたので、違和感はあまりないです。WRCジャパンにしかない道を走れるのが楽しみですね」
JR1:佐々木康行(トヨタGRヤリス)
「豊田市在住、毎年自宅からラリーに通っています。ラリージャパンは5回目の参戦です。5月の開催になって、コースが明るく見やすいですね。落ち葉を気にせずに走れるので、そこはいいなと思います。足助は初めてのコースで、結構危ない箇所がいくつかありましたね。ラリーの1本目のステージなので、無理せず気をつけていきたいです」
JR3:井野義一(トヨタ・ヤリス)
「ラリージャパンは初参戦です。小学生の頃にWRCを見始め、アルピーヌの活躍に影響を受けました。北海道時代のラリージャパンはファンとして観戦し、ラリーをやってみたいと思うようになりました。全日本ラリー選手権にも何度か参戦していて、直近では今年の開幕戦のラリー三河湾に出ました。目標は、まずは完走。最終日まで走り切って、表彰台に上がりたいです」
JR3:相原泰祐(ダイハツ・コペン)
「ラリージャパンは5回目の参戦です。開催時期が変わり気温が高くなるので、原点に戻って軽自動車を鍛える方針で臨みます。対策として、ブレーキに風を当てて冷却できるように改善したり、新しいスプリングレートとショックアブソーバーのセッティングを採用。コペンのカスタマーモータースポーツで活用できる新サスペンション導入なども施しています。ハイスピードの下りではコペンが速いので有利になる可能性があると期待しています」
JR2:満山喜宣(スズキ・スイフトスポーツ)
「2000年頃、学生時代に6年ほど、ラリーに参戦していました。関東の地区戦や、最後の年には全日本のモントレーにも出ました。その後、7、8年前にラリーヒストリックモンテカルロに参戦する機会があったのですが、久しぶりに出たら面白くなりました。外科医なので、ここ2年はラリージャパンにはドクターとして参加していましたが、選手として参戦するのは初めてです。三河湖のステージが楽しそうだったので、最後までたどり着くことが目標ですね」