2015.09.05 by PLAYDRIVE
ラリー
三菱ミラージュで全日本ラリー選手権のJN5クラスに参戦する関根正人のクラウドファンディングが目標の50万円に到達し、支援者からの資金調達に成功した。
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人に少額の資金提供を呼びかけ、資金を調達する手法。ソーシャルメディアの発達によって個人でのプロジェクトの立ち上げや告知が容易になったことから、クラウドファンディングによる資金調達も活発になりつつある。米国ではKickstarterというサイトが有名だ。(出典:Wikipedia)
関根が利用したサービス「ACT NOW」は、目標額に到達しなかった場合は全額支援者に返金されるルールだが、このたび目標の50万円に到達したことで参戦支援金を受け取れることになった。記事執筆時点での支援者は48人、支援金総額は725,000円となっている。
当初は無理のない範囲で数戦のスポット参戦を予定していたという関根だが、2016年のRJ車両規定改定により「ミラージュで出場できる最後のシーズンで好成績を残したい」という思いが強くなりシリーズ参戦に方針を転換。第4戦の洞爺、第5戦の福島とグラベルラリー2連戦で2連勝し、第5戦終了時点のポイントランキングでは3位につけていた。
「全日本選手権はこれまでシリーズ2位が最高で、年齢的にもシリーズチャンピオンを狙う最後のチャンスという思いもあります。」
当初は予定していなかった第6戦モントレー、第7戦ラリー北海道にも参戦することを決断した。しかし、すべてを自身でまかなうことが厳しい状況であるため、クラウドファンディングを活用し支援を呼びかけていた。
残念ながら第6戦のモントレーではリタイアを喫しノーポイントとなったが、まだタイトルの可能性は残されている。三菱ミラージュでの関根の活躍は、RJ車両10年規制の対象車に乗る選手たちとっても希望の星だ。
関根が作ったクラウドファンディングページでは、引き続き9月14日まで支援を受け付けている。
三菱ミラージュ&関根正人、全日本ラリーチャンピオンへ最後のチャレンジ!
関根の最後の挑戦に注目したい。