2013.08.26 by PLAYDRIVE
ラリー
APRC第4戦、マレーシアラリーは、強豪勢にトラブルが続出する波乱を走り抜いた、海外初参戦の牟田周平が総合優勝を飾った。
エサペッカ・ラッピ、ガウラブ・ギル(いずれもシュコダ・ファビアS2000)とS2000勢が相次いでリタイアに追い込まれたレグ1を終えて、総合首位で折り返したのはアジアカップ王者の炭山裕矢(スバル・インプレッサWRX STI)。しかし1分半近くのマージンを築いて2日目をスタートした炭山も、この日のSSを2本走行した時点でエンジントラブルが発生。残念ながらリタイアを決断する。
これで総合首位に立ったのは、炭山のチームメイトで今季初めてアジアカップに登録して海外ラリーに挑むことになった牟田だった。珍しくスコールのない天候にも恵まれ、堅実に残りのステージをクリア。初めて参戦した海外ラリーで総合優勝を飾った。
フィニッシュにたどりついて安堵の顔を見せた牟田は、「とても難しくてタフなイベント。とにかく経験を積んでステージのことを学ぶことを目指していたので、プッシュはせず完走を目指していた。勝ててうれしい。次の北海道は母国戦なので、もちろんプッシュしていきたいです」と次戦への豊富を語った。
なお牟田はサブタイトルのアジアカップのみの登録であるため、APRC総合優勝はマイケル・ヤング(トヨタ・ヴィッツRS)が獲得。クスコレーシングが、APRC、アジアカップでダブル優勝を飾った。
一方、レグ1をラジエター破損で撤退していたギルはこの日再スタートし、レグ2単独ではトップフィニッシュ。同じくレグ1の序盤でリタイアしていた朝倉宏志(プロトン・サトリアネオ)も、レグ2を3位でフィニッシュし、それぞれボーナスポイントを獲得した。
(プレイドライブ)