2015.01.21 by PLAYDRIVE
交通ニュース
首都高速道路株式会社は、東京都と共同で建設している「中央環状線山手トンネル(高速湾岸線〜高速3号渋谷線)」が3月7日16:00に開通することを発表した。渋滞緩和や移動時間の短縮に期待が高まっている。
この開通により、高速湾岸線の大井ジャンクションから大橋ジャンクションに接続する約9.4kmがつながり、中央環状線が全線開通。首都圏3環状道路(圏央道、外環道、中央環状線)の最初のリングが完成する。
中央環状線(C2)が大井ジャンクションで湾岸線(B)につながり、羽田空港へのアクセスが良くなることで、例えば新宿~羽田空港間の所要時間が約40分(4号新宿線〜C1都心環状線〜11号台場線〜B湾岸線)から、約20分(C2中央環状線〜B湾岸線)の半分に短縮される。都心に集中する通過交通も分散されることで、C1を先頭とする渋滞が減少し、中央環状線内側の一日あたりの渋滞・混雑量が開通前と比べて約4割減少するなどの効果も期待される。さらに、防災面やCO2排出などの環境面でも大きな効果が見込まれている。
なお、山手トンネル(湾岸線~渋谷線)は大橋JCTで開通済み区間の渋谷線~池袋線と接続すると、合わせて約18.2㎞になり、道路トンネルとしては日本一の長さとなる。
(プレイドライブ)