2024.04.12 by PLAYDRIVE
JAFの取り組み
JAF
JAFは4月11日、公示No.2024-WEB031「ラリー競技におけるスペシャルステージ等の一般交通を遮断するコースの安全対策の徹底についてのお願い」を発行。一昨年、今年と、国内で開催されたラリー競技のSSで参加車両および競技役員車両以外の車両が進入する事象が発生していることから所管するモータースポーツ専門部会における主催当事者からの報告および事実関係の確認結果に基づき、次のとおり安全対策の履行・徹底をお願いするとした内容を通達した。
（以下、全文）
ラリー競技におけるスペシャルステージ等の一般交通を遮断するコースの安全対策の徹底についてのお願い
ラリー競技を主催するクラブ・団体の皆様におかれましては、「ラリー競技開催規定」や「FIAラリー安全ガイドライン」等の適用諸規則（ガイドライン）に基づき、安全第一にラリー競技を主催いただいておりますが、一昨年ならびに本年国内で開催されたラリー競技のスペシャルステージにおいて、参加車両および競技役員車両以外の車両が進入する事象が発生しています。
当該事象の重大性を鑑み、所管するモータースポーツ専門部会における主催当事者からの報告および事実関係の確認結果に基づき、次のとおり安全対策の履行・徹底をお願いいたします。
1スペシャルステージの設営
（1）適用諸規則（ガイドライン）の確実な履行。
（2）国際モータースポーツ競技規則付則H項を参考に緊急事態に備えた「セーフティプラン（緊急時マニュアル）※」を作成し、競技関係者以外には確実に遮断されるコースとして設営。
※セーフティプラン（緊急時マニュアル）は、オフィシャル・警備員の実績・経験の如何に拘わらず理解しやすいよう、図解等を多用し、簡潔明瞭な内容に努める。
（3）進入路・枝路・退出路は、緊急時の対応を妨げず競技関係者以外の進入を遮断できるよう、オフィシャル・警備員・オフィシャル車両を配置し、進入防止テープ・バリア等の視覚的・物理的な封鎖を設計・計画の上セーフティプランに記載し、実施。
（4）セーフティカーによる事前確認の徹底。
2オフィシャルの体制等
（1）オフィシャル・警備員の配置は、非関係車両に関係する重大リスク発生の可能性を勘案し、実績・経験等を考慮して配置。
（2）スペシャルステージの責任者（ステージコマンダー）は、当該スペシャルステージのスタートに常駐し、大会本部と無線、電話等の方法にて連絡が可能な態勢を確保のうえ、諸事項については確実に大会本部の判断を確認。
（3）スペシャルステージの責任者（ステージコマンダー）は、競技開催前段階から競技長・主要競技役員との連絡会議（面直・オンライン・メール等の合理的な手段による）を通して安全対策の共有化。
（4）スペシャルステージの責任者（ステージコマンダー）は、配置されるオフィシャル・警備員に対して、無線機の使用を含めた緊急時における対応フローの共有・説明を行い、競技関係者と関係者以外の視覚的な識別方法や進入防止対策の徹底。
（5）予め設定されたメディアの進入可能時間帯の厳格な管理。
