2014.03.24 by PLAYDRIVE
ダートトライアル レポート
■概要
2014年の全日本ダートトライアル選手権開幕戦は、3月23日(日)に丸和オートランド那須で開催された。クラス数は昨年よりも減少し9クラスに再編成されたが、157台もの台数は全国各地から集結。今年は全日本ラリーに挑戦する新井敏弘や、日産リーフの競技者によるエキシビジョン走行なども披露され、応援や観戦に訪れるファンも例年以上に多い印象だった。
コースレイアウトは昨年に引き続き逆走を採用し、前半は島回りと鋭角ターンを繰り返すテクニカルセクション、中盤から後半にかけては高速セクション。昨年より路面改修を施し、コースの大部分が硬質ダート路面となったが、天候は時折陽が見える曇り空。第1ヒートは散水によるウエット路面からスタートし、中盤からは硬質路面に。第2ヒートはPNクラスから硬い路面が顔を見せ、ほとんどのクラスでタイムアップを果たした。
開幕前から注目を集めたトヨタ86/スバルBRZによるFR対決となったPN2クラスは、リヤ駆動経験者が一日の長を見せるが、昨年のPN1チャンピオン佐藤秀昭が第2ヒート最終ゼッケンでの逆転勝利を果たした。N1クラスの柴原学志は再出走も味方につけての優勝。N2クラスの北條倫史、SA2クラスの北村和浩、SC1クラスの工藤清美らディフェンディングチャンピオンが実力を見せつけるなか、PN1クラスの内藤聡、SC2クラスの平塚忠博、Dクラスの亀山晃らが久々の全日本優勝をさらった。
■全日本ダートトライアル選手権 第1戦丸和ウイナー
PN1 内藤聡 KYBアオイDLWMスイフト 2’00″287
PN2 佐藤秀昭 KYBADVANオクヤマ86 2’05″563
N1 柴原学志 Tがれ速心伝衛門DLインテグラ 1’58″804
N2 北條倫史 DLitzzNUTECランサー 1’49″708
SA1 中島孝恭 ヨコハマ☆ルブロス☆インテグラ 1’55″466
SA2 北村和浩 MJトレーディングDLランサー 1’45″605
SC1 工藤清美 工藤ホンダDLワコーズシビック 1’49″587
SC2 平塚忠博 スマッシュダンロップランサー 1’46″241
D 亀山晃 ベストスポーツDLランサー 1’43″422