2020.08.16 by PLAYDRIVE
JAFの取り組み ジムカーナ ダートトライアル ラリー
JAFは8月14日に公式ウェブサイトを更新し、2021年JAF国内競技車両規則の制定を発表した。
『第1編レース車両規定』における国際競技車両の『グループR:ツーリングカーまたは大規模量産プロダクションカー』という項目にラリー5/ラリー4/ラリー3/ラリー2がそれぞれ追記されたほか、ロールケージおよび安全燃料タンクの項目にそれぞれ変更・追記がなされている。
また、『第2編ラリー車両規定』では、FIA公認車両(R車両)の項目が変更を受けている。『FIAによりグループA、R、N(公認有効期限後8年を経過していない車両を含む)として公認された車両』であることについては従来同様だが、下記3点のうちいずれかを満たすもの、という条件が追加された。
①道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)に適合し、本編に従った自動車登録番号標(車両番号標)を有する車両。
②臨時運行許可証および番号標を有する車両。ただし、当該許可における運行目的がラリー競技会への参加であること。
③自動車カルネ(”AIT/FIA Carnet de Passages en Douane”等)により一時輸入された車両。
これにより、いわゆる仮ナンバーやカルネでのラリー競技参加について、車両規則上のルールが整備されたかたちとなる。
『第3編スピード車両規定』は、ロールケージ関連の追記が大きく、スピードP、PN、N、SA、SC、Dの全車両に両サイドの斜行バーおよびドアバーの取り付けに関する文言などが追加されている。斜行バーについては、『バーを曲げてはならない。斜行バーの方向が逆になっても構わない。バーの連結部が傷害の危険を及ぼさないように配慮すること。斜行バーの上端は、リアストラットとの連結部から100mm以上離れていないメインロールバー上か、メインロールバーとの連結部から100mm以上離れていないリアストラット上に位置していなければならず、下端は、メインロールバーまたはリアストラットの車体への取り付け点から100mm以上離れてはならない』などする追記が行われている。