2013.10.31 by PLAYDRIVE
ラリー
全日本新城戦には、新井敏弘の息子、大輝がオープンクラスで参戦。総合4位に相当するタイムでフィニッシュする金星級の活躍を披露した。
全日本ラリー選手権最終戦の新城ラリーには、新井敏弘の息子、大輝がスバルWRX STIで参戦した。普通自動車運転免許取得から1年が経過していないため、JAF規定により全日本選手権には参戦できない大輝。モントレー、ハイランドに続き、今回もオープンクラスにエントリーした。
9月末開催のラリー北海道では国際格式のAPRC部門でエントリーし、国内屈指のハイスピードグラベルで父と並んでステージタイムで1-2を決めるなど、高い潜在能力を示していた大輝。ウェットでの舗装ラリーは初めてとあって、まだ雨の強かったSS1は8番手タイムとまずまずのタイム。
しかし、続く旧有料道路を使用した高速ステージのSS2では、オープンクラスの走行時(1番手から47分後)には雨や霧が収まってきたことも後押しとなって、海外経験も豊富な奴田原文雄、地元出身で舗装を得意とする勝田範彦をさしおいてのセカンドベストタイムをマーク。本拠地となる新城総合公園に設定されたギャラリーステージで行われた最終SS12では、再びセカンドベストタイムを叩き出した。オープンクラス参加のため総合結果には含まれないが、計算上では最終的に総合4位に相当する好パフォーマンスだった。
ラリー7戦目で「毎回が勉強」と語る大輝。木陰が多くグリップレベルが頻繁に変わる「ガマンのステージ」と評判高い同ラリーの名物ステージ「雁峰」を走った後は疲労困憊といったところだったが、「評判通り滑るし本当に怖かった。初めてのウェット舗装で運転の経験が浅いのでブレーキの加減が分からず、踏みすぎたり抑えすぎたり。まだまだ経験を積んでいるところなので。でも雨から晴れ、高速から低速といろいろな経験ができてよかった」と語った。
来季以降についての活動はまだ明かされていないが、周囲の期待は高まるばかりだ。
(プレイドライブ)