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【JRC09】新城デイ2:奴田原が総合優勝、今季4勝目

2013.10.28 by PLAYDRIVE

ラリー

 全日本ラリー選手権第9戦新城ラリーは、10月27日(日)、すべての競技日程を終え、奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX)が今季4勝目を飾って今季の戦いを終えた。

 雨から晴れへと天候が変化した前日から一転、デイ2は朝から秋晴れに恵まれた。しかし、前日晩から冷え込みが厳しくなり、路面温度も気に掛かるところ。この日は「雁峰西」(14.27km)と、前日から引き続き走行を重ねるハイスピードの「作手北」(6.96km)、ラリーパークを周回する「県営新城公園」(0.95km)の3本を2回ずつループする構成。「雁峰西」は、新城ラリーを象徴する名物ステージで、木の陰で湿り気が残りやすい部分や、路肩が欠けている部分などが頻出するトリッキーなステージ。長引いた雨の影響で山から水が流れ出す部分もあり、難関を極めた。

 JN4クラスは前日、奴田原がデイ勝利を逃した時点で勝田範彦(スバルWRX STI)のタイトルが確定。この2日目はラリーでの総合優勝争いに焦点が絞られた。デイ1トップで折り返したのは、高山仁(スバルWRX STI)。自身のラリーキャリアで初めて先頭スタートを担う。これまでのように前を走るベテラン勢のライン取りやブレーキングポイントを参考にはできない重責を若手筆頭の高山がどこまで克服するか、それを2位の柳澤宏至(スバルWRX STI)、3位の奴田原がどこまで追い詰めるか、注目が集まった。さらに前日リタイアしながらもタイトルは確定させた勝田は、メカニックの奮闘によりマシンを修復。デイ勝利を目指して再スタートした。

 この日最初のSSはまだ気温の上がらないトリッキーなSS7「雁峰西」。高山は初めての1番手走行を勝田に続くセカンドベストでまとめ、奴田原との差をわずかに広げる。しかし続くハイスピード&上りのSS8「作手北」では奴田原が高山を1.5秒先行するベストタイムをマークし、柳澤をかわして2位に浮上する。

 続くSS9「県営総合公園」、SS10「雁峰西」の2本目でも高山との差を詰めた奴田原は、最後のロングステージとなるSS11「作手北」で高山をかわしついに首位に浮上。最後の0.95kmのSS12「県営総合公園」でも高山を0.7秒先行し、今季4勝目をマーク。惜しくもタイトルは逃したが、ベテランとしての貫禄が発揮された鮮やかな逆転勝利を決めた。また難所の「雁峰西」で2本ともベストタイムをたたき出した勝田は、デイ2単独ではトップタイム。シリーズ4連覇達成に華を添えた。

 波乱続きのデイ1では、ロングステージが2本ともクラス全車同一タイムになってしまったJN3クラスでは、前戦でタイトルを決めている横尾芳則(トヨタ86)と山口清司(トヨタ・レビン)が熾烈なバトルを展開。初日首位で折り返した横尾だったが、SS7でベストタイムを刻んだ山口が首位に浮上。SS8では再び横尾がリードを奪い返すシーソーゲームとなった。しかし、雁峰西2回目のSS10で横尾がハーフスピンを喫する一方で、山口が再び首位に上がると、残る2本でも横尾との差を維持した山口が今季2勝目で最終戦を飾った。

 すでに今季のタイトルが決まっているJN2クラスでは、前年王者の天野智之(トヨタ・ヴィッツRS G’s)が、初日首位で折り返した新王者の川名賢(トヨタ・ヴィッツRS)を猛追。SS7の雁峰西ではスピンを喫して15秒をロスしながらも、川名に8.2秒差をつけてのベストタイムをマーク。事実上20秒以上の差をつけた天野の速さには、川名も首をひねるしかない。一方、これで首位に上がった天野は、2回目の雁峰西でもさらに川名を引き離し、さらに総合でも7位に食い込む圧巻の速さで最終戦にベテランの貫禄を見せつけた。

 JN1クラスは、ポイントリーダーの松岡竜也(ダイハツ・ストーリアX4)が11秒差をつけての初日首位で折り返したが、1回目の雁峰西でウエットにつかまり、右フロントをヒット。このタイムロスで、2番手で追うタイトル争いのライバル、鷲尾俊一(ダイハツ・ストーリアX4)との差が2.2秒にまで縮まってしまう。ここでタイトル奪取に最後の望みをかけてアタックをかけた鷲尾だったが、SS8のゆるやかな4速右コーナーでフロントをガードレールにヒット。サービスへの帰還は果たしたが、ラジエターの破損がひどい上に左側のライトが取れてしまったため、ここで走行を断念。この時点で松岡のJN1クラス初タイトル獲得が決まった。

 しかし松岡が2回目の雁峰西でスピンを喫すると、日産リーフの参戦で注目を集める国沢光宏が首位に浮上。このままポジションを維持して、国沢が全日本初勝利を挙げた。

<JRC第9戦 新城ラリー 最終リザルト>
総合順位 クラス ドライバー/コ・ドライバー 車名 タイム(差)
1 JN4 奴田原文雄/佐藤忠宜 ADVAN-PIAAランサー 1時間18分52秒4
2 JN4 高山仁/河野洋志 NENC IMMENS DLインプレッサ +3.1
3 JN4 柳澤宏至/中原祥雅 CUSCO ADVAN WRX-STI +24.5
4 JN4 中井育真/佐土原慶一 NENC DL フィルインサービスインプ +2分26秒4
5 JN3 山口清司/島津雅彦 エナペタルADVAN久與レビン +3分17秒0
6 JN3 横尾芳則/永山総一郎 GAZOOラック86 +3分23秒2
7 JN2 天野 智之/井上 裕紀子 豊田自動織機・ラック・DLヴィッツG’s +3分50秒8
21 JN1 国沢 光宏/木原 雅彦 日産リーフ +8分09秒0




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